2015/9/22

さあ、今年もやってきました、みんなの筆箱のセンターを決めるOKB(お気に入りボールペン)48選抜総選挙の季節!幕開けと同時に開催された握手会(という名の試し書き会)にさっそく行ってきた。

今回で3回目の投票となるわけですが、最近は文字を書くときはめっきり万年筆に偏っていることもあって、今年はちょっと視点を変えて、「絵を描くのに向いていると思うボールペン」を基準に選んでみることに。

過去30年にわたりさまざまな画材を試してきた中で、やっぱりいちばん好きなのは黒のボールペンというわたくし。評価のポイントは、線のくっきり加減、コントロールのしやすさの他、その他特筆すべき機能やストーリーなどです。それでは、はりきってどうぞ。

1位:ユニボールシグノ(三菱鉛筆)
RT1が登場して以来、しばらく離れていたけれど、最近また試しに使ってみたら「…お前やっぱりいいな!」という感じ。ノック式のRT1と比べてみると、足元の安定感がよく分かる。こちらの意思が1対1のダイレクトに紙に伝わる点が(自分的に)高評価で、数年ぶりに1位に返り咲いた。

2位:ユニボールシグノRT1(三菱鉛筆)
ここしばらく私の推しペン1位の座を守ってきたRT1だが、お絵かき向きかどうかという点で評価すると惜しくも2位に。とはいえ、好きな見た目と好きな書き味が同居する奇跡のペンであり、またノック式で機動力にすぐれる利便性もあって、とっさのスケッチ・メモではまだまだ活躍する予感。

3位:ボールサインノック(サクラクレパス)
この子は去年いなかった新人さん。このブログでも見た目がいかに素晴らしいか、という話だけで超長文を書いたけど、デザインだけではなく書き味・インク色も好きなのと、デザイナーご本人からTwitterでリプライをもらうなど私の中では反響の大きかったという素敵な思い出込みでこの順位に。

4位:マルチボール(パイロット)
アナログで絵を描いていると、絵の具を塗った上から線を引きたい時もある。その点、マルチボールはサーフェスを選ばないので、オフロード用として最低1本は用意しておきたい。インクの出はだばだばなイメージがあるけれど、力加減で思いのほかコントロールできる意外な繊細さも高評価。

5位:ユニボール・アイ(三菱鉛筆)
耐水性・顔料系の直液式ボールペン。後から水彩絵具で色をつけたりすることを考えると、耐水性は重要なポイント。同じ方式ならVコーンの方が有名だと思うけど、こっちの方がインクの流量が抑えられていて、水彩画用紙に描いても線がにじまずクッキリ出るところが好きなのでランクイン。

以上、超個人的なボールペンランキングでした。評価軸を変えると順位もガラッと変わるのがおもしろいね。去年から残ってるのはRT1だけになっちゃったよ。

というわけで、人それぞれに楽しめるボールペン人気投票、12月20日まで投票を受け付けているそうなので、興味とボールペンへの愛がある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

ひとり何回投票してもいいそうですし、また握手会も随時開催されるそうなので、さあさあ、同じアホなら乗らなきゃ損損。