2014/7/20
愛用していたふきとり化粧水がなくなって、でもわざわざ電車に乗って出かけるヒマもなく、近所のドラッグストアでちふれを買ってみたらこれが思いのほかよかった。
考えてみれば、私も昔は年間目標に「女子力の向上」をかかげ、デパートの1階で売っているような化粧品を頑張って使っていたこともあったけれど、近頃はもっぱらドラッグストアのお世話になることが増えた。
理由はきっと色々あるけれど、オシャレで高級で高機能であることよりも、いつも身近にあって気兼ねなく使えることの方が自分にとっては価値があるということだろう。
なので、この頃は有効成分が○倍だの、ドラマチック○○だの、3D効果で目ヂカラがどうのだの、大げさなキャッチコピーが舞い踊る中、ただスッとそこにあって、余計なものはないけれど必要なものはちゃんとあるという、ちふれのあなどれなさがジワジワと身にしみてくるのだ。
過剰な煽り文句に疲れた私たちに時たま訪れる「もうわかったから何でもない普通のやつが欲しい」という欲求に応えてくれる存在として、いつまでもそこにいてくれたらいいなと思うのである。