2014/6/10
昔デッサンをやっていた時の習慣もあって、今も絵を描く鉛筆はカッターで削るのが好きだ。
鉛筆削りを使うのと違って、芯を出す長さや太さの調整がきく、描線の太さを一定に保つことができるなどメリットがある。…のだけど、個人的には絵を描きはじめる前のちょっとした儀式感がいいんだろうと思う。刃物をあつかう緊張感、手に伝わるショリショリという触感や音がほどよく集中力を高めてくれる気がする。
ちなみに鉛筆をカッター等で削る時のコツは、鉛筆をもった手の親指をカッターの背に当てておさえ、刃は動かさずに鉛筆の方をひくこと。私はそれをデッサンの師匠に教えてもらって、以来鉛筆を削るたびにそのことを思い出している。
余談だけど、ペンシルホルダーはステッドラーのがお気に入りでわりと愛用している。絵を描くことも楽しいが、その周辺も楽しい。