2014/4/28

さて、松山ネタの最後はお土産の話。

今回買って帰って、職場でも好評だったのがこちら、ハタダの「栗タルト」です。有名なのは「一六タルト」なんだけど、私はこっちの方が好きなんですよね〜と話していたら、「そもそもなぜこれが『タルト』なんだ」と聞かれ、おおたしかにそうだ、そこからか!と思ったのでした。

愛媛県民は、なぜかスポンジに小豆餡をまいてゆず風味をつけたこのロールケーキっぽいお菓子を「タルト」と呼ぶのです。当たり前にそう言ってたけど、あらためて聞かれるとたしかに不思議だ。

説によると、約350年前に長崎経由で伝えられたポルトガルの南蛮菓子がベースで、元々はジャムが入っていたのを当時の松山藩主、松平定行公が「あんこでいいんじゃね?」と冴えたアイディアを出したのが始まりだとか。いかにもありそうな話だ。

一六タルトはシンプルでそれはそれで美味しいが、ハタダは栗が個人的にポイント高い。特に「御栗タルト」という超でっかい栗が丸ごとひと粒入った高級バージョンは貰ったら小躍りするぐらい好きなので、お土産に迷ったらぜひお試しあれ。

以上で、旅ネタはおしまい。次回からまた日常の話に戻ります。