2014/2/2

パイロットの消えるボールペン、フリクションといえばうちの母でも知っているぐらいなので、すっかりメジャーな文具になったと言ってもさしつかえないだろう。

そんなフリクションに、昨年12月「いろえんぴつ」が仲間入りした。ボールペンじゃないの。ほんとに色鉛筆。でもこすると今までのフリクション同様キレイに消えるし、消しカスも出ないとこれがなかなかの優れもの。

何を隠そう、このブログにのせるイラストの下書きは、しばらく前からコイツがメインになっている。

というのも、新しくおろしたモレスキンの紙質が今までと微妙に違っていて、インクの乾きが遅いというか、消しゴムをかけると線が薄れるようになってしまったのだ。鉛筆で下書きをすると必然、消しゴムをかけないわけにはいかないので、これは由々しき事態。でもフリクションならドライヤーなどの熱でも消えるから、本描きの線をこすらなくてすむのです。あら便利。

実は以前にも「フリクションいろえんぴつ」という名前の商品があって、それを下書きに使っていたりもしたんだけど、なるべく薄い色を選んでもやっぱり清書をするときに下書きが目立ちすぎるとか、若干ではあるけどインクをはじくといった問題があって使わなくなっていたのだった。

※閑話休題。ちなみに旧「フリクションいろえんぴつ」は現在「フリクションボールえんぴつ」と名前を変えて販売継続中。毎回思うけど「ボールえんぴつ」ってなんぞ。

その点、この子は使用感がまんま色鉛筆なので下書きにピッタリ。水色なら多少の消し残しがあってもスキャンにうつりにくいので中々いい感じです。構図をガラッと変えるとか、大幅な描きなおしを考慮すると専用イレーザーも欲しい、イレーザーも。というわけでそれも買っちゃった。

そしてある時ふと気づく。あれ、私はひそかにアンチ・フリクションを標榜していたはずなのに、いつの間にやら取り込まれている…?

…。

なんだかちょっと悔しいけど、せっかくだからもうしばらく巻き込まれてみたいと思います。このフリクションムーブメントに。