2014/1/25

高校時代の同級生夫妻宅にみんなでおよばれ。卒業以来はじめて会う人(12年ぶり!)も結構いておもしろかった。

こういう時に気になるのは、私に昔の記憶がほとんどないこと。完全な記憶喪失というわけでもないんだけど、基本的に「3年以上アクセスがないか上書きされないファイルは削除」と脳にプログラミングされているらしく、自分でもたまに心配になるぐらい何も覚えてない。

それにしても皆、何年のときに何組だったとか、その時の担任の先生が誰だったとか実によく覚えていて感心する。昨日もいろいろ教えてもらって、そういういえばそうだったな…と思い出したり思い出さなかったりして、もう私が覚えていなくても皆が覚えててくれるならいいや、と妙に清々しい気持ちになったのでした。

昔はこれって失礼かなと思って同窓会的な集まりも敬遠していたが、最近になってもう自分はそういう人間なんだから仕方ないと開き直って覚えてないことは覚えてないと正直に言うことにしている。

たぶん、私にとって過去の記憶は先週食べたごはんみたいなものなんだと思う。食べたメニューを正確に思い出せなくても、血肉となって自分の一部になってるというか。だから思い出せなくても失ったことにはならないわけで、実は本人はあまり気にしていない。どうせ過去は変えられないんだから、考えるのは今と未来のことだけでいいや、というのもあったりなかったり。

そんなわけなので、たとえ私が久しぶりに会ったあなたのことをよく覚えていなくても、あなたが悪いんでも私が悪いんでもなくて、単純に私の脳がイカれてるんだ。そういうキャラだと認識してもらえればお互いに幸せなんじゃないだろうか、という、壮大な言い訳。