2014/1/8

私はかねてより「メモとはシステムである」と主張している。

メモにとって最も重要なことは、どんな道具を使うかではない。「メモをとりたい!」と思ったその時に、その道具を持っているかどうかだ。

では、どうすれば常に紙とペンを携帯している状況を作り出せるだろうか?「忘れないように気をつける」などと決意を固めても無意味だ。私は「自分という人間が最も信用できない」ことを経験から知っている。

そこで確実だと思われるのは、自分の行動パターンを分析して、必ず持ち歩くもの、メモをとりたくなる可能性のある場所にあらかじめ道具をくっつけてしまうことだ。この「行動パターン+必ず携帯する物 or 場所+メモ道具」という考え方は特段新しいものではないけれど、私はこれを勝手にメモシステムとよんでいる。

そんなわけで今日は私の「職場にいる時のメモシステム」を紹介したいと思う(前置き長い)。

オフィスにいるときは大体デスクにいるんだから、書くものには困らないでしょう?と言われるかもしれないが、最近は携帯電話の普及によりわけのわからない場所で電話をとってしまうことも少なくない。ちょっと倉庫に物を取りに行って、「これも切れてるから発注しなきゃ!」とよけいなことに気づいてしまったり、立ち話で急に仕事を頼まれたりすることもある。

そんな時でも、私が常に身につけているものはセキュリティカード。このカードがないとそもそもオフィスに入れないし、トイレにも行けない。だから仕事に行く時はまず忘れない。勤務中は必ず首から下げているので、これにメモをくっつけようといろいろ試した結果、こんな状態で落ち着いている。

ケースはコクヨのID・ICカード用のハードケース。便利なのは、スライドレバーがついてるところ。カードの裏にポストイットの名刺よりひとまわり小さいサイズを何枚か貼っておく。必要な時には片手でシュッと筆記状態にできるし、普段はしまっておけるからポストイットがどこかにひっかかって飛んでいくこともない。

ペンはこちらのブログに何回も登場している愛用のサンスター文具のバインダーボール。ストラップ部分に密着するので、歩いたりする時にケースと干渉してカチャカチャしないところがいい。ただし残念ながらメーカー廃番につき流通在庫のみという点にご注意を。

これをメインにガツガツ書くということはまずないが、過去に何度も「あっ!」という場面を救ってくれた自分にとってはありがたいシステムなのだ。