2013/11/8

売り場作りというと、商品の陳列やディスプレイに注目が集まりがちだけど、実は買い物カゴもかなり重要なファクターなんじゃないかと思っている。

以前テレビで「駅から遠いのに繁盛しているスーパー」が繁盛している理由はなにか?を紹介していくのを見ていて、印象に残ったことのひとつに「お客様が商品を手に持っていたら、すぐカゴを持っていく」というのがあった。

これ、個人的にはすごく納得感があって、「どうぞお使い下さい」って持ってきてくれたら気にかけてくれてる感じもあって好印象だし、無意識のうちにゆっくり買い物する気分になると思う。もちろん、カゴがない時に比べ購入する商品の点数も増えるだろう。

あと文房具売り場で小さいカゴが置いてあるところはポイント高い。いっぱい買うときに便利なのはもちろんだけど、消しゴムとか小さいものだと手の中にすっぽりおさまっちゃうから、私のように小心者だとレジまで持っていくまでの間だけでもドキドキしちゃうんだよね。その点カゴがあると「お金払う気満々ですよ!」アピールができて心理的にも安心。

さらに言うなら、カゴの大きさは普通のと小さいのの中間サイズぐらいがあってもいいよなと思ってて、最近都心ではコンビニが駅ナカにできたり、小型店が増えているので、お弁当と雑誌がちょうどおさまるぐらいで狭い通路でも邪魔にならないカゴがあれば間違いなく売り上げアップすると思うんですがどうですかコンビニ各社さん。

なんてことを、カゴがひとつも売り場に出ていないコンビニでレジに並びながら考えていました。なぜカゴを置かないんだ!カゴを!こんなに重要なのに!なんてね。