9月6日・13日・14日
9月は「月見○○」の季節だ。好きな食べ物は?と聞かれたら「卵!」と答える人間なので、夢のような季節である。それにしても、最近「月見〇〇」ってやたら多くないか?やっぱり皆んな卵が好きなのか?と思っていたら、どうやらそれには外食産業の事情が絡んでいるらしい。

その事情というのはこうだ。外食産業は、お客さんに飽きられず定期的に来店してもらうために、常に新しいメニューや特別感のある限定メニューを開発しなくてはならない。そのフックとして、季節感の演出というのは基本中の基本である。

しかし、ここでひとつ問題がある。スペシャル感のある食材というのは、たいてい原価が高いのだ。そりゃそうだ。逆に言えば、高いからこそスペシャルなのである。しかも、旬の食材だったりすると、仕入れられる量や期間が限られていたりするので、会社間での取り合いが発生し、さらに価格は釣り上がることになる。

ここまで書けばカンの良い人ならもうお分かりだろう。「月見〇〇」は、「卵」という年がら年じゅう仕入れがしやすく、かつ低価格な食材を使って、季節感を演出することのできるチートメニューなのだ!そりゃ、外食産業がこぞって取り入れるはずである。

それに対して、卵好きとしては、いいぞ、もっとやれ、という感想しかない。ありがとう、外食産業のメニュー開発者たち。もっとやってくれ。

9月後半
いま執筆中の書籍が、イラスト制作フェーズに突入し、ひたすらにラフを描いていた。絵を描く筋力が衰えていたので、最初はちょっと苦戦したけれど、近頃になって感覚を思い出してきて、割といい感じである。

こういう仕事をしていると、「こりゃあおもしれえぞ」という自画自賛モードと、「はたしてこんなものを読んで喜ぶ人がいるのか?」という自信喪失モードを高頻度で行ったり来たりすることになる。が、一度動き出したものは、無心になって最後までやるしかないのであった。12月くらいには脱稿できるかしらん。

ようやく暑さが落ち着いてきた。長そで一枚で暑くもなく寒くもない気候が理想的だと思うけれど、きっと長続きせずにすぐ寒くなるのだろうな。季節の変わり目に体調を崩しがちなので、注意したい。