2016/09/04

ここ1〜2年ほど、リュック生活を送っている。身体への負担や両手が空く快適さに慣れると後戻りできないほどだが、ひとつ難点がある。それは、荷物のちょっとした出し入れが面倒くさいことだ。

特に財布は出し入れする機会が多いもの。リュックを下ろさなくてもすぐ出せるようにポケットに入れておけばいいのだが、いかんせん女物の服はポケットが小さい。それどころか、そもそも付いてなかったりする。

今までの財布(エムピウの「millefoglie」)も使い勝手がよくてたいそう気に入っていたのだが、ここはひとつポケットに入るサブ財布を持つか〜と思っていたところに見つけたのが、同じくエムピウの「straccio」だった。

結論からいうと、サブ財布のつもりだったのにメイン財布に取って代わってしまうほど気に入ってしまった。ほとんど革を2枚縫い合わせてポケットを付けただけなのに、すごく使い勝手がいい。お札もそのまま入れられるし、カードは5枚までだが、ポイントカードは極力持たない主義なのでそれでも必要十分。カード入れもいちおう別に持っているけれど、こちらはほとんど出番がないのでリュックの中でもいいかな、という感じ。

使い始める前にいちばん不安だったのは小銭入れだけど、これも札おさえの部分をトレーのように使えば、コインが探しやすく取りやすく、拍子抜けするほどノーストレス。

くるっと丸めてスナップボタンでとめれば、ちょっと厚みのある名刺入れぐらいのサイズになる。スリムジーンズの後ろポケットどころか、前ポケットにも入る。

容量が絶対的に少ないのでレシートだけは毎日こまめに取り出すようにしないといけないけれど、私は家計簿をつける習慣があり、記帳を溜め込まなくなったので考えようによってはメリットかもしれない。

これだけ便利なのに、5000円を切る価格なのもすごい。人にプレゼントするのにもよさそう。

財布ってそうそう壊れるものではないので一度買うとなんとなく使い続けてしまうのだけど、本当に毎日使うからここが便利だとなかなか気分がいい。リュック生活が続く間は、こいつのお世話になりそうだ。