2017/06/07 極私的、理想の自転車について。
しばらく前のことになるが、新しい自転車が我が家にやってきた。自分でいろいろオーダーしたので当たり前なのだが、「こうだったらいいな」と思うところがすべて実現されていて、コレがすこぶる良いのである。
ベースとなる車体は、TyrellのCXS。選んだ理由は、女性や小柄な人向けに設計されており、身長150cmの私でも無理なく乗れる貴重な車種であること。それとアパートの2階の部屋まで階段を担いで上がらないといけないので、軽い(10kg未満)こと。そして何より、国産メーカーということもあってか、今回お願いしたお店と工場の連携がとてもよくて、私の細かい要望をすべて「よっしゃよっしゃ」と引き受けてくださったことが最大の決め手だった。
まず色。私はだいたい普段着で乗ることが多いので、どんな服にも合いやすいようにグレーにしてもらった。意外とないのだよ、カッコよくてグレーで私の体格で乗れるやつって。
それと、リアキャリア(荷台)である。スポーツタイプの自転車は走り重視で軽いというところはいいのだが、普通は荷物を載せる前提で作られていないので、荷台がつかないことがほとんどなのだ。でも私にとって自転車は移動手段。買い物や図書館巡りで使うわけだから、スーパーのレジ袋や本の入ったバッグが運べないと困るんだよ〜。
…などとぼやいていたら、お店の方があの手この手を駆使してキャリアをつけてくれた。さすがプロ!しかも、ついでに前にも台座をつけてくれたので、将来的に積載量を増やすことも可能なのだ。この余裕がある安心感よ。
周辺グッズも自分なりに買い足した。リアキャリアにつけるバッグはGREEN GURUのフリーライダーパニア。買い物袋や自分が普段使っているバッグもガシガシ放り込める容量がありながら、使わないときはたたんでおけるから駐輪するときにも便利なすぐれものだ。
スマホホルダーも欠かせない。地図アプリでナビを見たり(停車中にね!)、ログをとったり、ポケモンGOで卵を孵したりするのが大変はかどる。
あとはペットボトルホルダー。自転車に本格的に乗る人は専用のドリンクボトルとボトルケージを使うことが多いけど、街乗りメインの私はむしろ自販機やコンビニで調達した飲み物で使える方が実用的。いざという時はここにモバイルバッテリーを入れて、スマホを充電しながら移動することもできる。
というわけで、「カッコイイ」「よく走る」「荷物が積める」という、世間一般的には矛盾する要望を抱えていた私だが、腕の立つ自転車屋さんに巡り合ったおかげで、理想の一台を手に入れることができたのだった。やはり一定以上のカスタマイズやチューニングが必要な買い物は、頼れるプロに出会えるかどうかも大きいなぁと改めて感じた次第。
最近は気候もいいし、会社で健康診断をしたら「かくれ肥満」と判定される始末だし、ますます積極的に乗り回していきたい。