2016/06/29

6月は株主総会の季節である。今月後半に入ってからは、毎日のように通勤途中で「〇〇株式会社 株主総会 会場はこちら」という看板を持った人を見かけた。

そして今日。駅に着くと、尋常じゃない数の人が看板を持って立っていたのだった。どうやら、運動会が特別多い日があるように、今日は株主総会の特異日らしい。

それで興味が湧いて、なぜこの日に株主総会が多いのかを少し調べてみた。

株主総会は、自分で決めた基準日から3ヶ月以内に開催しなければならない。そしてこの基準日は、決算日と同じにしている会社が多い。となると、日本では3月末が決算日の会社が多いので、必然的に6月末までに開催しなければならなくなる。

3ヶ月以内ならば別に早い分には問題ないわけだが、実務上のことを考えると、準備期間は長い方がありがたいと思うのが人の性。よって、開催日は必然的に6月の後半に集中することになる。

しかしここで疑問が。東証上場企業のうち、今年の株主総会を29日に開催する企業は32.23%で最も多いのに対し、30日はわずか0.08%だ(参考)。なるべく後の方がいいなら、なぜ最終日である30日じゃなくてその前営業日である29日に集中するのか。

その理由は、「もし最終日に開催した株主総会が紛糾し、翌日まで延びてしまったら”3ヶ月以内じゃないとダメ”というルールに引っかかってしまうから」だそうだ。

へえへえへえ。世の中的には常識なのかもしれないけれど、私はそんなこと考えたこともなかったので素直に感心してしまった。人間社会の営みは、人間の意図的な選択によって成り立っている。やっぱりどんな現象にも、何かしら理由があるのだなぁ。