今年はどこかのタイミングで引っ越しをしようと思っているので、ちょこちょこと不要品を処分したり、整理や収納の仕方を見直したりしている。

中でもごちゃごちゃ具合がひどくて、悩まされたのがメイク用品周り。何が難しいって、とにかくこまごましたものが多い上に、カタチがバラバラなこと。

アイシャドウやコンパクトのように薄いもの。ペンシルやブラシなどの細長いもの。コットンやネイルカラー、小さめのボトルといった中くらいの高さのもの。そしてヘアスプレーをはじめ、背が高いもの。

そもそも収納というのは、ある程度カタチが決まっているものをまとめるのはさして難しくないのだ。カタチに合う入れ物や場所を用意して、そこに並べていけばいい。

しかしこうもバラバラだと、背が高いものに合わせたら小さいものがしまいにくいし、逆に小さいものに合わせたら大きいものや長いものは別の入れ物になっちゃうし。でも使うときは一緒に使うから入れ物を何個も出し入れすることになって面倒だし。しかもしまうだけじゃなくて、毎日使うものだから、必要なものがパッと見えてサッと出せる状態にしておきたいし。うう〜ん、一体どうすればいいの〜?!

と、わけがわからなくなりながら、プロが使うようなメイクボックス(開けると2段や3段のトレイがついててシャララ〜ンって斜めに広げられるようなやつ)を見てみると、なるほどこれはうまいことできてるな、と改めて感じ入った次第。

薄いものや細長いものはトレイに。中くらいの高さのものはトレイの下に。背の高いものはトレイが重ならない吹き抜け部分に。空間上タテに重なるので、別々の容器で収納するよりもスペースにムダがなく、使うときは広がるので(一時的に場所はとるけれど)必要なものがすぐ見つかって取り出せる。

メイクボックス、存在は知りつつも高いなぁと思って最初は候補から外していたけれど、こうして考えれば考えるほど、これしかないという気持ちになって、キリスト様も「カエサルのものはカエサルへ」って言うてたし、「メイクのものはメイクボックスへ」だよな…とよくわからないイイワケをつぶやきながら、結局は買ってしまったのだった。

だが結果的に、毎日使うスキンケア用品とメイク用品がぴったりボックスひとつにすべておさまって、使い勝手も劇的に向上したので今は満足している。専用品には、専用品たる所以がある。これからも、ヘタな意地は張らずに、頼れるべきところはプロに頼っていきたい。